教室だより
お子様の教育を厳しくしていませんか?世の中にはスパルタ教育というものがあります。
子供の為をおもって色々な習い事、勉強を詰め込むことが一般的にスパルタ教育と呼ばれていますが、一概に良いとは言えません。
古代ギリシャの「スパルタ」という強力な軍事都市で実施されていた、屈強な兵士を作る方法のことです。
スパルタでは、身分制度のある社会を築いており、「市民・半自由民・奴隷」がありました、兵士になるのはこの「市民」
「市民」の子どもは生まれた時から都市の共有財産として考えられ、兵士になる運命です。
生まれた子供を集めて、小さい頃から兵士になる厳しい訓練を施します。
周りの子供が遊んでいる中、この市民の子どもはひたすらに体を鍛え、敵を殺し兵士の義務を全うするだけの生き物になるよう育てられます。
小さい頃から厳しく規律ある世界に生きていると、ルールを守れる心が身に付きます。
そのため、集団の中で浮いたりすることなく社会に順応できるので、日本の社会システムと非常にマッチしていると言えます。
上の者が言うことに反抗せず我慢して行動できるようになるので、集団の和を重んじる日本の学校や会社には馴染みやすい子どもになります。
また、他の人のことを考えて調和的な行動を行えるようになります。
ルールの中で育ったため、ルールを作るなどのクリエイティブなことができなくなります、
またルールを一方的に押し付けるといったこともするので、違うタイプに人間とは衝突することが増えます。
価値観の押し付けは良くない。
上の立場の人間の言うことをよく聞く、という特性が逆に働いてしまい、指示がないと動けない人になってしまいます。
これは、キャリアアップやスキルアップには非常にデメリットとして働きます。
スパルタ教育も一長一短ですね。
子どもも一人の人間なので、こちらの都合で好きに人格を作ることはいけません。
子どもの自主性を尊重し、子どもがやりたい時にやりたいことをできるように準備しておくこと、やる気を出させる方法を持っていること。
それがあれば伸び伸びと良い子に育ってくれることでしょう。
杉岡そろばん教室では机には仕切りをし、大きな声を出さないなどのコロナ感染症対策を実施しております。
お手数ではございますが、入室される際はマスクの着用、アルコール消毒、検温のご協力をよろしくお願いいたします。